GLITTER式マッサージ®
【小児障がい児の医療マッサージ】

小児障がい児の為に考案された新しい選択肢

GLITTER式マッサージ®

GLITTER式マッサージ®は障がい児専用の一連のプログラムとして、(株)GITTERが商標登録しています

障がい児の能力を引き出す専用プログラム

GLITTER式マッサージ®【小児障がい児の医療マッサージ】
GLITTER式マッサージ®は、脳性麻痺やPVL、遺伝子疾患、発達障がいなど、脳に障がいのある子どもたちの為に開発されたマッサージ法です。日本小児障がい児支援協会の青山かほる代表が10年以上の臨床経験をもとに開発してきた、代替医療とケアを融合させた、新たな選択肢です。

障がいのせいで学習できない

GLITTER式マッサージ®【小児障がい児の医療マッサージ】
障がいの有無に関わらず、生まれたばかりの赤ちゃんの脳には、まだ身体を動かすためのプログラムがほとんど作られていません。ですが、お腹の外に出てきた赤ちゃんは驚異的なスピードで学習し、脳が一気に発達します。その結果、短期間でいろんなことができるようになるのです。
ところが、脳に障がいのある子どもたちの場合、この脳の学習がうまくいきません。その理由は、刺激をうまく感じとれないからです。脳神経系の障がいの影響で、筋肉や関節内のセンサー(刺激を感じる部位)がうまく働いていないのです。
そのため、そもそも自分の身体がどこからどこまでなのか認識できていなかったり、自分の身体が今どうなっているのかもわからない状態になっています。

発達には順番がある

発達には順番がある・GLITTER式マッサージ®【小児障がい児の医療マッサージ】
こうした状態の子どもたちに、リハビリとして動作を覚えさせようとしても、学習することは困難です。それどころか、筋肉を緊張させたまま身体を動かす、といった誤ったパターンを学習してしまったり、うまく身体を動かせないといった失敗の経験ばかりを学習してしまいます。
ですから、動作や運動のリハビリをする前に、まず子どもたちがしっかり刺激を感じ取れるよう、感覚系を鍛える必要があります。学習の歯車が回りだすように、感じ取れる身体と脳に整えてあげることが大切なのです。

GLITTER式マッサージ®

GLITTER式マッサージ®【小児障がい児の医療マッサージ】あん摩マッサージ指圧師の国家資格者であり、所定の講習を修了し、GLITTER式マッサージ®を習得した施術者が、障がい児専用に開発された特別なマッサージを行っていきます。対象となるすべての障がい児に行っていただきたい、脳と体の土台(脳内マップの構築)をつくる
プログラムです。
生後6ヶ月以降のお子さんが主な対象となります。
医師の同意書があれば、健康保険が適用となります。

GLITTER式マッサージ® 3つの特徴

特徴1 学習の起点となる「感覚系」を鍛える

発達には順番がある・GLITTER式マッサージ®【小児障がい児の医療マッサージ】
生まれたての赤ちゃんには、動くための回路がまだ配線されていません。赤ちゃんは、親を観察したり、誰かに身体を動かしてもらったり、反射を通じた動きなどの情報をもとに、学習していきます。ところが、脳に障がいがあると、体への刺激がうまく感じ取れず、学習が進みません。
GLITTER式医療マッサージでは、「露出した脳」のも呼ばれるほど情報処理能力が高く、最も原始的な感覚である「皮膚感覚(触覚・圧覚・痛覚・温度感覚)」と、脳内マップの構築や筋緊張のコントロールに関係する「固有感覚(位置感覚・運動感覚)」を中心にアプローチしていきます。
こどもたちが自分の身体や刺激に「気づける」ように導いていくのです。

特徴2 「脳内マップ」の構築を促す


どこからどこまでが自分の身体か?自分の身体はどういうパーツで構成されているのか?自分の身体は今どうなっているのか?自分の身体を認識できていない段階でリハビリをしても、目に見える効果がでにくいのは当然です。
自分の身体を認識するためには、皮膚感覚や固有感覚などからの情報(刺激)が蓄積され、脳の中に自分の身体のボディーイメージが作られる必要があります。身体の各領域に対する脳の領域が、脳内で体系的にマッピングされていく(脳内マップ)必要があるのです。
子どもたちには、「身体を動かしたい」という本能的な欲求があります。ですが、身体を動かそうにも筋肉の緊張が邪魔してうまく動かせないのです。麻痺や弱視、感覚障害などのせいで、自分の身体がどうなっているのかをうまく感じ取れないのです。そのため、脳が得られる情報が少なく、脳内マップを正しく構築できていません。
GLITTER式マッサージでは、脳が刺激を感じ取りやすい特殊な手技や動きを加えることで、子どもたちが自分の身体を認識できるように促していきます。

特徴3 側弯や変形などの予防・改善を図る

特徴3 側弯や変形などの予防・改善を図る GLITTER式マッサージ®【小児障がい児の医療マッサージ】例えば、緊張が強いまま身体が大きくなると、側弯や股関節脱臼になりがちです。側弯が進むと嚥下(飲み込む動作)が難しくなったり、胃が小さくなったりして食事ができなくなることがあります。また、肺を圧迫して呼吸困難になってしまうこともあります。
側弯を防ぐためにコルセットをするお子さんもいます。ですが、コルセットをすると体幹の筋肉が低下してしまう上、コルセットをしても緩やかに進行してしまうことから、やはりマッサージと自宅ケアによって側弯を予防することが大切です。

期待できる主な効果

  • 脳の感覚野を刺激して、脳内マップの構築を促し、自分の身体を認識できるようになる。
  • 筋肉の過緊張を緩める、または筋肉に適度な張りや緊張をつくる。
  • 背骨の側弯や股関節の脱臼、尖足などを予防・改善する。
  • 手首や足首の内反・外反、肘や膝の強ばりなどの関節拘縮を予防・改善する。
  • ストレスホルモンのコルチゾールを軽減し、幸せホルモンのオキシトシンを分泌させる。
  • 興奮した神経を落ち着かせて、てんかん発作やけいれんを減らしたり、心身を安定させる。
  • 冷えや便秘、睡眠の質の改善、呼吸の安定、免疫力の向上。
  • 脳の学習効率がアップする。全般的な能力がアップする。

脳の機能回復

脳の機能回復・GLITTER式マッサージ®【小児障がい児の医療マッサージ】
脳は一部を損傷しても、新たな神経回路をつくったり、眠った神経回路を呼び覚ますことで、失った機能を回復できることがわかってきました(脳の可逆性)。ところが、多くの子どもたちは麻痺や感覚障害、弱視によって刺激をうまく感じ取り脳へ伝えることができません。
そこで、GLITTER式マッサージ®では、独自のマッサージによって触覚や固有感覚を刺激し、視覚や聴覚にも働きかけて、気付きを与えながら神経回路を作っていきます。
また同時にマッサージによって副交感神経を優位にし脳をリラックスさせたり、脳幹の働きを正常に整えて脳のノイズを鎮めたり、睡眠の質を高めてグリア細胞を活性化させ、脳を回復しやすくしていきます。

親御さんに行っていただきたい、自宅でできるケア

自宅ケア

医療マッサージと合わせて、親御さんにその方法をご指導させていただき、親御さん自ら日々の生活の中でお子さんに行っていただきたいケアです。医療マッサージは生後6ヶ月以降を目安にスタートするのに対し、自宅ケアは生後間もないころからはじめることができます。

①抱きかかえ

①抱きかかえ・GLITTER式マッサージ®【小児障がい児の医療マッサージ】
お子さんを正面に抱きかかえ、しっかり密着し、背中を優しく支える。少しお子さんの背を丸くするように抱くと、胎児のときの姿勢に近くなり、安心感が得られます。
しっかりとお子さんと目を合わせ「大丈夫だよ、お母さん(お父さん)がいるよ」と伝えてあげます。

②背中さすり(直線)

背中さすり(直線)・GLITTER式マッサージ®【小児障がい児の医療マッサージ】
背中を両手のひらで優しくさすります。
上から下へ一方向に、3回程度行います。
圧迫したり体重をかけないように注意します。

③背中さすり(クロス)

背中さすり(クロス)・GLITTER式マッサージ®【小児障がい児の医療マッサージ】
背中を両手のひらでクロスしながら優しくさすります。
上から下へ一方向に、3回程度行います。
圧迫したり体重をかけないように注意します。

④お尻から足の刺激

④お尻から足の刺激・GLITTER式マッサージ®【小児障がい児の医療マッサージ】
手のひらでお尻から足にかけて優しく触れていきます。
上から下へ一方向に、3回程度行います。
お尻、太もも、ふくらはぎの3部位にわけて触れていきます。

⑤腕の刺激

⑤腕の刺激・GLITTER式マッサージ®【小児障がい児の医療マッサージ】
手のひらで肩から手にかけて優しく触れていきます。
上から下へ一方向に、3回程度行います。
腕、前腕、手のひらの3部位にわけて触れていきます。

⑥腕の運動刺激

⑥腕の運動刺激・GLITTER式マッサージ®【小児障がい児の医療マッサージ】
手首あたりを持ち、小刻みに揺らします。

⑦足の刺激(前面)

⑦足の刺激(前面)・GLITTER式マッサージ®【小児障がい児の医療マッサージ】
手のひらでお尻から足にかけて優しく触れていきます。
上から下へ一方向に、3回程度行います。
股関節、太もも、脛の3部位にわけて触れていきます。

⑧踵の刺激

⑧踵の刺激・GLITTER式マッサージ®【小児障がい児の医療マッサージ】
足首あたりを持ちトントントンと踵を床につけます。

⑨足の運動刺激

⑨足の運動刺激・GLITTER式マッサージ®【小児障がい児の医療マッサージ】
足首あたりを持ち、小刻みに揺らします。

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